恋愛らいふ

恋愛と言うのは人騒がせなもの

私が若い時、恋人を「親に合わせる相手」にするかは税金を節税するか、警察に捕まるか位の生死を賭けた大きな問題でした。
両親に紹介したら最後、首筋にナイフ、首吊りの輪に顎を引っ掛けた状態で、結婚から逃れられない状態に入る事を示してました。

私は英国で結婚し、日本の両親と日本大使館には内緒、不味い事があれば逃げるつもりでいました。
親代わりの伯父からは、彼にパスポートを渡さない事を誓わされました。
そして、ハンドバックの底に必ず片道切符を買えるだけの現金を隠しておけ、絶対に手放すなと封筒をくれました。
どんなに好きな相手でもいつかは心変わりする、その時に備えておきなさい。
逃げたい時に必要な金と羽を手に入れられるのは、自分の頭一つだけ。

惚れて恋われての恋愛で結婚するというのに、当時は物凄い覚悟を必要としていました。

今なら大笑いかもしれません。
親に初めて知らせたのが、妊娠3ヶ月。既に結婚済み。
日本で籍を入れないと戸籍に私生児と書かれてしまう恐怖感にかられ、勢いで喋ってしまいました。
母は狭心症を起こし、父は高血圧、二人とも枕を並べて病んでしまったそうです。

大恋愛の末、愛の結晶と言われた子供を産み、挙句の果てに離婚ですから、全く恋愛と言うのは人騒がせなものです。

当時、私は自分が八百屋お七の気分でしたが、じつは安陳・清姫だったのかも知れません。

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